2011-11-06 [Sun]
おお~、イラストを紹介していくこのコーナー(コーナー?)も4回目となりました。
イラストを描いていただくたびに、自分の小説ちょろちょろ読み返しに行ってるんですが、なんというか大詰めになってきた感じでドキドキです。相変わらずのイラストパワーです><
そんでは、続きで紹介を!
イラストを描いていただくたびに、自分の小説ちょろちょろ読み返しに行ってるんですが、なんというか大詰めになってきた感じでドキドキです。相変わらずのイラストパワーです><
そんでは、続きで紹介を!
ジキリ 「エス。今日は大事な話があるんだ」
エスメリア「ふうん」
ジキリ 「スノウはどうしたって思ってるだろ。あいつはオレの行きつけの店で、ねーちゃんたちの中に放り込んどいた。いまごろよろしくやってるさ。どうしても、二人きりで話したくてね」
エスメリア「ああ、そういえばいないわね」
ジキリ 「……。そ、それで、だな。あれだ。まあ、いきなり本題に入るのもなんだから……」
エスメリア「何の用なの?」
ジキリ 「ん、ん、んー(咳払い)。よし! まずはオレの勇姿を見てくれ!」
ジキリ 「どうだ、この男の色気を漂わせた深い皺! 白い髪! ──って、違うわ!」
エスメリラ「あら……えっと……ええ、わかるわよ。名前は出てこないけど」
ジキリ 「オレわかんねーよ! 誰だこのじじい!」
エスメリア「ずいぶんないい方ね。それで? 要件は、これ?」
ジキリ 「んなわけねーだろ! 勇姿を見ろっつっただろ! エスはオレのがんばりを知るなさすぎる! いや知ってもらおうってんじゃないんだ、そのためにやってるわけじゃない。男ってのは、見えないとこでやることやるもんだ」
エスメリア「じゃあ、帰っていいわね」
ジキリ 「いやいや、待て待て。次だ、次!」
エスメリア「なるほどね。見えないところで……」
ジキリ 「そうそう、暗くて見えないけどこのシェリーの足もとで頑張ってるのが……ってなんでだよ!」
エスメリア「違うの? ああ、わかったわ。つまり、彼女との仲のことね?」
ジキリ 「まあ、シェリーとはエスの見てないところでやることやって……って大昔な! なんなんだこれ!」
エスメリア「結局、どうしたいわけ?」
ジキリ 「違う、違うんだ。っかしーな、そろそろオレ大活躍のシーンがあるはず……。よし、次だ!」
ジキリ 「こーれだー! さあ、エス! このオレのかっこよさを見てくれ! エスを探すため、そりゃあもう大活躍を……」
エスメリア「この、とても派手な服を着て、レッドウォーカーに捕まっているところを、そんなに見せたかったの?」
ジキリ 「あれ……? いや、そうじゃなくて……いや、そうか……いやでも伝えたいのはそこじゃなくて……」
エスメリア「あなたが伝師に憧れているなんて知らなかったけど、なかなか似合ってるんじゃないかしら」
ジキリ 「なんだその心にもない棒読み! 納得いかねえ!!」
エスメリア「ねえ、ジキリ」
ジキリ 「なんだよ!」
エスメリア「そんなにいいたいことがあるなら、いまここで、いったら?」
ジキリ 「……えっ。い、いや、それは……」
エスメリア「(じーー)」
ジキリ 「…………エ、エスメイ──っ! ぐわっ、噛んだ!」
エスメリア「ふふ。そういうところ、嫌いじゃないわ」
ジキリ 「──! エス!」
エスメリア「だから、これからも、よろしくね。時々」
ジキリ 「……はっ、うまいこと利用され続ける感じ!?」
***
せっかく描いていただいている素敵なイラストに、こんな阿呆なやりとりつけていいものかなと思いつつ……。
でも三枚目のジキリさんにとにかく惚れ込んでしまって、なにこれかっこいい!! となってしまったので、ちょっと彼に重きを置こうとこんな感じになりました。
スノウお休み!!
mさま、いつもありがとうございます。
そしてここの会話やりとりを見てくださっている方も、本当にありがとうございます><
それではこれにて! ドロン!!
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