2日に一回描いていただいて、もう圧巻の枚数がずらりと。どれもこれも素敵で美しくて、一度完結した物語をもう一度体験していくような、そんな気持ちになれる日々でした。自分で書いた物語ですのでもちろん愛着があるわけですが、こういう二倍三倍以上に愛が深まっていく感覚というのは、たまらない幸せでした。
mさま、本当にありがとうございます。
私幸せです!!!!
そ、それなのに、今更いってもしょうがないんですがこのやりたい放題会話……どうなの……
でも、ラストもやります!!
※イラストクリック!
ルーガルド「な、なにをするつもりですか」
ユイファ 「わからないのか」
ルーガルド「わかりません」
ユイファ 「うしろの正面だあれ、だ。決まっているだろう」
ルーガルド「どうして縛る必要が?」
ユイファ 「趣味だ。このほうがよりいっそう楽しいぞ。それをおまえに、教えてやりたいのだ」
エスメリア「そうよ。だいじょうぶ、精一杯、あなたのまわりをまわるわ」
ジキリ 「なかなかいいもんだぜ。やり始めるとハマる」
スノウ 「……(私も真ん中がいいな)」
※以上、すべてルーガルドひとりで声マネ。
スノウ 「こ、声が似ていた……!」
エスメリア「そこはどうでもいいわ。そんなことより、適当なセリフをつけるのやめてもらえないかしら」
ルーガルド「うーん、ちょっと納得がいかないんですよ。最初に思いついたのはちょっとシャレにならなかったので、あえてこういう方向にしたのですが……だいじょうぶ、次は頑張りますよ!」
ジキリ 「オレは好きだけどなー。なかなか良かったぜ!(ウインク」
スノウ 「私は不快です」
ユイファ 「(ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ)」
ルーガルド「あ、あれ……? 本日もご機嫌麗しゅう……じょ、冗談ですよ、ユイファミーア様」
ユイファ 「(ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ)」
ルーガルド「お、お姉様ってば……」
ユイファ 「(ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ)」
ルーガルド「ま、待っ……ギャ────────」
エスメリア「自業自得ね」
スノウ 「……恐ろしいものを見てしまいましたね…」
スノウ 「きたーーー!!!」
エスメリア「…………」
スノウ 「こ、このときをどれだけ待ち望んだことか……!」
エスメリア「良かったわね」
スノウ 「クール! え、エスメリア……いったいどうしてそんな……──はっ、照れですね!? 照れているんですね!?」
エスメリア「…………」
スノウ 「とりあえずこれをコピーして……どれぐらいコピーしましょう、こう紙の束で何枚も作っておいて名刺にするとか……ああ、夢が広がります! 忙しくなりますよー!」
エスメリア「そういうことは、やめて欲しいのだけど」
スノウ 「だいじょうぶですよ、照れる必要なんてありません。なんだったらいますぐもう一度! あつい抱擁を! さあエスメリア!」
エスメリア「スノウよりも常春とかそういう名前のほうがよかったかしら……いっそクドイとかウザイとか……ヘコタレナイ……ツブレナイ……」
ジキリ 「けっ、もやしで充分だ、もやしで」
スノウ 「エスメリア」
エスメリア「なあに、改まって」
スノウ 「私はいま、とても満ち足りていて……なんでしょう、うまくいえないのですが、こう、胸の中があたたかいのです」
エスメリア「そう、よかったわね」
スノウ 「だからどうしても、いまここで、あなたに伝えたい」
エスメリア「なに?」
スノウ 「あなたと共にいられて、幸せです。こういった穏やかな時間が、これから先もずっと、いつまでも、続いて欲しいと思っています」
エスメリア「そうね……」
スノウ 「は! 素直! エスメリア……!」
エスメリア「わたしも、嫌いじゃないわ。尖獣って、実はかわいいしあたたかいし、いいわよね」
スノウ 「……あれ? なんか微妙に……あれ?」
エスメリア「どうしたの」
スノウ 「いまのはその……どういう、意味でしょう?」
エスメリア「そういう意味よ」
スノウ 「うう……! でもその笑顔が大変かわいらしいので、よしとします!」
~~~
ユイファ 「ルーガルド。頭を下げろ」
ルーガルド「た、大変素敵なイラストに、重ね重ねのご無礼、ま、まことにもうしわけありませんでし……」
ユイファ 「もっと心を込めて」
ルーガルド「本当に本当に申し訳ありませんでし……」
ユイファ 「反省が伝わらない。もっとだ」
ルーガルド「ご、ごめんなさ……」
ユイファ 「こちらを向いてどうする。謝る先が違う。さあ、頭を下げる!」
ルーガルド「うわーんっ」
****
最後には謝ってもらったということで!!!(土下座しつつ
わ、わかってます、いちばん謝らないといけないのは私だ……申し訳ありませんでした……
でもシリアスなだけではなかったネストの世界、こういうふうに遊べたのもすごく楽しかったです。
王子の人格は完全に崩壊しましたが、彼はふつーにそういう一面を持ってそうで怖い……。ごめんねルーちゃん。
素敵なイラストを、各話すべてに描いてくださったmさま。
そしてこのコーナーにおつきあいくださったみなさま。
本当に本当に、ありがとうございました!!
拍手を押してくださった方や、ネストキィレターにポイントを入れてくださった方、それに小説をお気に入り登録してくださっている方も増えて、イラストパワーって本当にすごいなあと改めて思っています。
お気に入り登録は、私からは誰がしてくれているのかまったくわからないのですが、先日のみてみんのmさまのコメントからドキドキして検索して探し当てたりしちゃってものすごく小躍りして喜びました。 い、いや、ちょっと数字だけだと幻かなって思っちゃうっていうか……現実だった! 幸せです。ありがたいです!
奇跡のようなものだと思っています。
小説を書いて、公開して、だれかが読んでくれるだけでも。
そしてそれだけではなくて、こんな素敵なことまで。
本当に、感謝しています><
描いていただいたイラストは、12月ごろにHPに転載整理する予定です!
それではこれにて、終幕──!!!
ドロン!