『Elixir ―エリクシル―』
について語ります。
思いっきりネタバレなので、続きへ。
その前に、お知らせ!
改稿等のため、一度非開示、それから非公開設定にする予定です。
もうほとんどアクセスもないので良いかと思いますが、もし読んでやるぜという方がいらっしゃいましたらお早めに……もしくはその旨お知らせいただければ対応しますので、よろしくお願いします。
もちろん忘れた頃復活予定です。こちらの勝手で申し訳ありません。
というわけで、9月中頃に完結したElixirについて、ちょこっと語ってみようかと思います。
なんかこう、ちょいちょい書いてる地味系ファンタジーに分類されます。私の中で。
過去になに書いたかなと思い出してみると、
『ヴァストークの歌姫』
『クレアトゥールの子どもたち』
『ネストキィレター』
と来ているような気がします。これといってリンク貼りませんが。だって恥ずかしいじゃん……っ!
で、一応存在するプロットノートを見てみました。
『深淵のエリクシル』って書いてありました。
深淵ってなんですか。
どうやらもともとパジェンズ家という設定があったようです。
キルリアーナについては、ホムンクルスと明記されています。
人の形をしたエリクシル、”経験”させてエリクシルを育てる、とか書いてありますね。
人間になれるかもしれないが、そもそも人間とはなんなのかみたいなメモ発見。
で、ロイスは当初女装キャラだったようです。最初は盗賊。
そっから、パジェンズ家に仕える執事に変わってます。
たぶん、パジェンズとの繋がりは持ったままで変わっていってああなったんでしょうと思います(どうしてそうなったかは思い出せないし書いてない…
あとすっごく適当なナルトみたいな地図が書いてありました。
もうなにがしたかったのかレベル。
その次のページに、一応現在の設定になったキルリアーナとロイスだけ書かれてましたが、「これから色々書くんだぜ!」的なスペースだけあって白紙でした。
なんという……
自分にがっかりです……
しかしこれが事実! 『Elixir』ができるまでの、すべて!!
あ、すべてじゃなかった。
メモ帳の方にも少しありました。
1-1
逃げているキルリアーナ
恩人であるキルを探していたロイス
出会い
1-2
キルを探しに来た盗賊団
1-3
血を飲み、薬を体内で調合
血を飲ませ、治療
2-1
サーラの関与
体液を欲していたという話
キルがここに来ることを示唆
コピペ。
なんかこんな感じなの発見です。
このメモもだんだんカオスになっていって、そのうち台詞形式になったり、ふつうに執筆に入ったりしてて大変解読困難です。
あれ……
語るはずがプロット大公開みたいなことになってきました。
えーと。
小説を通しての話なんかは、読んでもらえばわかるところなのでここで書くことはないわけで、書き始めるまでの経緯ってことになると……えーと……
たぶん、奇跡がすぐそこにあったら、どうするのかな、みたいなことを考えてたような気がします。
個人だけではなくて、それから、もっと広い視野で、どうなっていくかな、と。
ちょっと違いますが、たとえばいきなり宝くじ当たって大金ゲットしたらどうなるかなみたいなのと似てるかもです。
そんな感じです。
あと、かわいくない主人公がちょっとかわいく(素直に?)というのも書きたかったです。
ツンデレを書いているという意識はなかった!
ヒーロー側については、実力は伴わなくても(言っちゃったよ)、内面でブレない、絶対に味方になってくれる、支えてくれる、そういうのは永遠の夢だと思います。
たぶん実在はしない。
挿絵の緑茶ちゃんがロイスが好きなのでロイス目線で見てましたって熱いメッセージをくれました。感動……! まさかそんなこと言ってくれるなんて……!
ちょっと(ちょっとか?)情けないのは、趣味です。
三兄弟なのも趣味です。
女装も趣味です。女装でもしてないと弟はデキル子すぎて。
見せ場的なシーンで凝りに凝った女装をしたままであることには気づいてましたがスルーです。
ボインボイン。
サーラさんはもう一人の主人公だと思ってます。
あまり多くを語りませんでしたが、余白で。
彼女の見えていたものとか、見たかったものとか、想像しながら描いてました。
あ、あと気づいてくださった方もみえるかもですが、設定のところどころが昔書いた短編『ヴェッキオの万能薬』とかぶってます。
いつものように、かきたいものをかきたいように、かきました。
いつものようにすでにアクセスほぼゼロですが、時々、通しで読んでくださったのかなというグラフの伸びを発見するととても嬉しくなります、ありがとうございます。
思わず感想を伝えたくなるような作品作り、これは私の一つの夢です。
究極、公開しなくても一緒だなという結論になってしまう。
たぶん、全小説をいきなり全部削除しても誰も困らないなと分かってますが、それでもこうして飾ってあるのは趣味というか自己満足というか、その域を出ない。
そりゃそうなんですが。
お仕事で書いてる小説の方は、ニーズに合わせてるというか喜んでもらえるために書いているというか、そこが大前提なので、それはそれでとても嬉しいしやりがいがあるけども、やっぱりちょっと違う、というか……ジレンマ。
初心を忘れず、驕り高ぶることの決してないよう、「楽しい」「書きたい」を胸に、今後も精進します。
次は短編を、と思ってますしいってましたが、それとは別に乙女ものっぽい短編も書いてみたいです。
ベタなラブコメちっくなのを書きたい病は一過性でした。やっぱりファンタジーがいいなあ。
それではとりとめもなく失礼しました。これにて!
ドロン!